腎臓専門医が伝える尿検査前日の注意点5選

診断

こんにちは

腎臓専門医&透析専門医のyodoです

尿検査を健診などで受ける機会は年に1−2回位はあると思います。

尿検査を受ける前はNG行動や注意点があります。

このブログでわかることは・・・
尿検査前日の正しい過ご仕方をすることで、正確な尿検査結果を手にしていただけます

理由;筋肉の中にあるミオグロビンと呼ばれるタンパク質が酸素を運搬しています。

筋肉を激しく動かすことでこのミオグロビンが尿に出され、

尿検査をすると潜血の陽性反応が実は出てしまいます

激しい運動といっても個人差はあると思います。

わかりやすくいうと

筋肉を酷使する運動はやめておいてください (例を挙げます)

  • 筋トレ(軽いものなら可)
  • ダッシュ系のトレーニング
  • コンタクトスポーツもできれば避ける

有酸素運動系なら問題ないと思います

私はマラソンをするのでイメージとして・・・

ジョグならOK

インターバル走といった無酸素運動になる運動もお勧めしません

また、検査前日にレースを入れるのは避けましょう

激しい運動を避けて、尿潜血の反応が間違って陽性になることを防ぎましょう

美容ブームや健康目的でビタミン剤やビタミンCのサプリを内服している方は見えると思います

ビタミンC製剤は風邪薬に入っているものもあります

尿検査の2−3日前は内服をやめておきましょう

★理由;ビタミンCは尿の試験紙の酸化反応を抑えてしまいます

そのため、尿の潜血や糖、ビリルビンの判定が本来陽性でも

陰性に出てしまいます

「2−3日前では遅いよ!!もう検査明日だし・・・」と思われた方はすみません^^;

検査する施設に必ず「ビタミン剤飲んでました」と医療施設へお伝えください

ちなみに、果物やジュースの摂取は問題ないです!

 理由;性行為や自慰行為によって尿に精子(蛋白質)が入り込むことがあります

 精子は蛋白質として判定され、尿蛋白が間違って陽性と出てしまいます 

サウナ好きな方は多いと思います

ちなみに私も結構好きです笑

検査の前に整えたいなあと思うかもしれませんが

やるなら、水分をしっかりとること

脱水になると尿が濃縮されるので判定に影響が出ますので

できれば、尿検査前日に整うのはお勧めしないです

 理由;飲酒もサウナと同じで脱水になってしまいます

脱水になると尿の比重やpH(ペーハー)、尿蛋白にも影響が出てきます

脱水になりやすい説明をしておきます

アルコールには利尿作用があることと

アルコールを体内で分解するのに水が必要になるからです

飲むならアルコールフリーでお願いします^^;

尿検査を受ける前日の注意点です

  • 激しい運動は控えてください
  • ビタミンCが入ったサプリメントは2−3日前から中止しておきましょう
  • サウナやアルコールは脱水になるのでやめておいてください

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