夏バテってなに?──正体を知って、予防しよう!

梅雨が明けると、あっという間に本格的な夏がやってきます。
暑さが続くこの季節、「なんとなくだるい」「食欲が出ない」といった体調不良に悩まされていませんか?それ、もしかすると「夏バテ」かもしれません。
夏バテの正体とは?

夏バテとは、急激な気温変化や冷房による体温調節の乱れ、室内外の移動による温度差などにより、自律神経の働きが乱れることで起こる体調不良の総称です。
特に、体の中心部の体温が上がりきらないまま外気との温度差を感じることで、自律神経が過剰に働いて疲弊してしまうと考えられています。
主な症状
倦怠感、疲れやすさ 眠りが浅い、寝ても疲れが取れない 食欲不振 体温調節がうまくいかない(冷えやのぼせ) 風邪を引きやすくなる
これらは循環器系、呼吸器系、消化器系など複数の臓器にまたがる「自律神経系」のバランスの乱れによる影響です。
夏バテの原因は?
「疲労が抜けない」「だるい」といった状態の背景には、以下の4つの要素が関係しています。
疲労の蓄積 栄養バランスの乱れ 軽い脱水(隠れ脱水) 自律神経の働きの低下
これらが複合的に関係して、夏特有の体調不良=「夏バテ」を引き起こします。
夏バテ予防&解消法 5選

1. 夜更かしをしない
睡眠不足は体力の回復を妨げ、自律神経にも悪影響。規則正しい生活を意識しましょう。
2. 大きな気温差のある移動を控える
屋内外の温度差が大きいと体の負担が増します。外出時は羽織りものなどで調整を。
3. 軽い運動を日常に取り入れる
運動は自律神経のバランスを整えるのに有効です。ウォーキングやストレッチがおすすめ。
4. 冷たい飲み物や食事ばかり摂らない
胃腸を冷やすと消化機能が落ちて体調不良につながります。温かい汁物も取り入れて。
5. 食事内容を偏らせない
食欲が落ちやすい夏こそ、たんぱく質やビタミン・ミネラルを意識して摂りましょう。
おわりに:夏を元気に乗り切るために
夏バテは、誰にでも起こりうる身近な体調不良ですが、日頃の心がけ次第でしっかり予防できます。暑さに負けず、健やかな夏を過ごすために、今からできることを始めてみましょう!