腎生検しましょうと言われて、不安になる方本当に多いと思います
そんな方に腎生検って実際どうなの?ってところを10年腎生検を続けた腎臓内科医が本音で話します

✔️今回は以下の内容について本年で話します
- 腎生検って痛い?
- 腎臓内科医が経験した大きな声で言えないあんなこと
- 腎生検でわかることは何?
✔️上記の内容の簡単なお答え
- 腎生検は最初の麻酔が痛い。終わってからのアレが大変
- 生検後の腎臓の出血が止まらず止血術が必要になった方が1人いました
- 診断と治療方針を決める上でとても大切な検査
✔️このブログでわかること
腎生検は痛いように感じるけど、実はそんなに痛くない。終わってから大変なのは安静。覚悟して腎生検に臨めます
✔️これを書いている私について
この記事を書いている私は、10年間大学病院と急性期の医療機関で腎生検業務に当たっていました。腎臓専門医と透析専門医として現在は慢性腎臓病の患者さんの治療や腹膜透析の外来を行っています
早速、本題に入ります
腎生検がどんなことをするかとかは今回書いていません
かかられている病院のやり方をしっかり
聞いていただくのがいいと思います。
1、腎生検って痛いのか?

腎生検される上で
誰もが心配なのが、痛みではないでしょうか
痛いもの順に並べました
- 局所麻酔
- 尿バルーン
- 安静で腰が痛い
1−1|局所麻酔

ぶっちゃけると、痛いのは最初の麻酔です。
キシロカイン注射という
歯医者さんとかでもよく使われる
麻酔薬です
意外かもしれませんが、麻酔がきけば痛くないです
ちなみに麻酔薬は誰が打っても、
最初の針が入る時と、薬が入る時は痛みます
頑張りどころです!!
麻酔が入っても痛い場合、麻酔がきいてないか足りてないので
「痛いです」と訴えてください
追加してもらったり、きくまで待ってもらえるはずです!
1−2|尿バルーン

尿バルーンとは、尿道に管を入れて、
尿を貯める袋をつけることです
尿バルーンを入れるかどうかは、
施設によるかもしれません
みなさん「おしっこの管は嫌です・・・」と
言われます
気持ちはよくわかります!!
腎生検が終わってからの安静にする目的と
血尿が出てないかなど確認をするためと伝えて
渋々了解をして頂いていた記憶があります
若い男性は特に痛み訴えが多かったです
慣れるまで我慢というところがあります!
1−3|安静で腰が痛い

腎生検が終わると、上むきになり体重で圧迫して安静にします
これも施設によりますが、
私がいた病院は4−5時間の安静を
お願いしていました
安静なら余裕と思うかもしれませんが、
腎生検後の安静がきつかった
と言われる方結構いました
ベットに貼り付け状態になりますので、
安静を侮らないように!!
足が曲げられない、寝返りが打てないため腰が痛くなりやすいです
もともと、腰痛持ちの方は
事前にその事を医師に告げておくべきです
2、腎生検後に止血術が必要なほどの出血をした事例は1回ありました
2−1|事例の簡単な紹介

私が10年間腎生検業務に携わって
ざっと、少なくカウントして400例は
自分が行ったり、介助などしています
大量の出血をした時の状況ですが
腎生検をして1時間くらいしてから、
ピッチに電話がかかり
「非常に痛がっているから見にきてください」
と連絡がありました
エコーをして、腎臓から多く出血していそうと判断をしました
CTを撮ったところ、やはり腎臓の周りに出血をしていることがわかりました
そこから、放射線科の先生に依頼をして止血術を頼みました
腎臓内科医人生で後にも先にも腎生検で
止血の処置が必要になる出血を経験したのは
この1回でした。
ちなみに、統計を腎臓学会がとっています
腎生検後、止血術が必要となったのは
0.19%とのことです
確率の問題にはなりますが、
出血が起こり得ることは
頭の片隅に置いておいてください
2−2|この経験から腎生検を受ける方に伝えたいこと

絶対に何もないという保証はどんな検査もないけど、
ほとんどは何事もなく終わります
ただ、
腎臓は血管が豊富な臓器なので
大なり小なり出血はします
大きい血管に針が当たった時は出血が起こってしまいます
ただ、これは医師は故意にやっているわけではないです
私から腎生検を控えている方に伝えたいこと
それは・・・
とにかく、安静の時痛かったら我慢しない!
絶対、ナースコールを押して伝えてください
看護師さんは検査後の痛みの対して、慎重になってくれています
患者さんから痛みの発信はしてください
お願いします!!
3、腎生検をする理由
主治医から腎生検勧められてるけど
やらないと何が困るのか?
それは蛋白尿や尿潜血が出ている
原因がわからないんです
検査の目的は2つです
①診断をつける
②治療方針を決める
診断がつかないと、治療方針も決まらないです
いつでも腎生検なんてできるからまだ先にしてもいいでしょ!?
と思うかもしれませんが、
腎機能が低下してくると生検が困難になります
理由は腎臓が小さくなるから
現在、腎臓病の治療薬は色々増えてきています。
そして、診断をつけることで使える治療薬も増えてきます
腎生検をしていれば、
難病申請が通る疾患もあります
早めに診断をつけて、治療に臨むのがベストです!
まとめ
- 腎生検は局所麻酔はどの医師がやっても大概痛い
- 腎生検後の安静は侮らないように
- 痛みがあれば、必ずスタッフへ伝えてください
- 腎生検で診断と治療方針が決まるので、悩むと思いますが、腎機能が悪くなる前にやることが大切
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