こんにちは。腎臓専門医、透析専門医のyodoと申します
引き続き、腎臓のお仕事後編行きたいと思います
ミネラルのバランスを整える
ミネラルってポ○りとかに入ってるやつ?
と思われた方
正解ですね👍
体内には色々なミネラルが存在しています
代表的なものあげてみます
- ナトリウム 体の水分量の調整に大きな役割になっています
- カリウム 神経の伝達、筋肉や心臓の収縮に関わる
- カルシウム 骨を作るのにとても大切
- クロール 胃酸分泌に関係します
最近は亜鉛が私の中ではブームですかね
お薬が出た関係もありますが・・・
亜鉛は話題のロコモと密接に関わってます
人生100年時代ですから、大切なミネラルです
脱線しましたが
このミネラルバランス調整は腎臓がしてくれてます
ポイント ミネラルは不足しても多くてもだめ!
多くても、少なくても色々な症状が出てきます
ミネラルが色々な臓器の機能と関係しているかです
例えば・・・
我々がよくお見かけするのはカリウムが高い患者様
腎臓悪くなるとカリウム上がる話は聞いたことありますか?
それは結構怖いんです
カリウム高いと致死的不整脈が出かねない!!
筋肉や神経、胃腸の動きもミネラルの調整がされているから
腎臓無くして他の臓器は機能しないと言っても過言ではない!
血液を作るホルモンを生み出している
腎臓そのもで血液を作っているわけではありません
血液作っているのは骨髄と呼ばれる場所ですね
腎臓は
🖐「おーい、血液作ってくれー!」
と指令出す係なんです
つまり腎臓悪くなると、この指令出なくなります
結果・・・
貧血になってしまいます
ちなみに、この指令はホルモンで
エリスロポエチン
なんて呼ばれています
個人的には
結構可愛いネーミングだなと思ってます笑
骨を作るビタミンDを活性化
ビタミンDは日光に当たると
皮膚で作られます
また、食事でも摂取できます
ただこれらは「非活性型」と言われ
このままでは体に吸収できないんです
活性化とは体に使える状態にすることでしょうか
私なりの咀嚼ですが・・・
体に取り込むために
腎臓がビタミンDを活性化してくれます
活性化がポイント
体にビタミンDが吸収されて、
骨が作られていくわけです
まとめ
- ミネラルは過不足なく調整されているのは腎臓機能しているから
- エリスロポエチンを産生している
- ビタミンDを腎臓が活性化して体に取り込めるようにしてる
以上、簡単ですが
腎臓の働きでした
次回は腎臓がなぜ大事な臓器か・・・
検証してみましょう🕶
To Be Continued
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