腎臓の働きを腎臓専門医がまとめました 〜後編〜

腎臓の働き

こんにちは。腎臓専門医、透析専門医のyodoと申します

引き続き、腎臓のお仕事後編行きたいと思います

ミネラルのバランスを整える

ミネラルってポ○りとかに入ってるやつ?

と思われた方

正解ですね👍

体内には色々なミネラルが存在しています 

代表的なものあげてみます 

  1. ナトリウム  体の水分量の調整に大きな役割になっています
  2. カリウム   神経の伝達、筋肉や心臓の収縮に関わる
  3. カルシウム  骨を作るのにとても大切 
  4. クロール   胃酸分泌に関係します

最近は亜鉛が私の中ではブームですかね

お薬が出た関係もありますが・・・

亜鉛は話題のロコモと密接に関わってます

人生100年時代ですから、大切なミネラルです

脱線しましたが

このミネラルバランス調整は腎臓がしてくれてます

ポイント ミネラルは不足しても多くてもだめ!

多くても、少なくても色々な症状が出てきます

ミネラルが色々な臓器の機能と関係しているかです

例えば・・・

我々がよくお見かけするのはカリウムが高い患者様

腎臓悪くなるとカリウム上がる話は聞いたことありますか?

それは結構怖いんです

カリウム高いと致死的不整脈が出かねない!!

筋肉や神経、胃腸の動きもミネラルの調整がされているから

腎臓無くして他の臓器は機能しないと言っても過言ではない!

血液を作るホルモンを生み出している

腎臓そのもで血液を作っているわけではありません

血液作っているのは骨髄と呼ばれる場所ですね

腎臓は

🖐「おーい、血液作ってくれー!」

と指令出す係なんです

つまり腎臓悪くなると、この指令出なくなります

結果・・・

貧血になってしまいます

ちなみに、この指令はホルモンで

エリスロポエチン

なんて呼ばれています

個人的には

結構可愛いネーミングだなと思ってます笑

骨を作るビタミンDを活性化

ビタミンDは日光に当たると

皮膚で作られます

また、食事でも摂取できます

ただこれらは「非活性型」と言われ

このままでは体に吸収できないんです

活性化とは体に使える状態にすることでしょうか

私なりの咀嚼ですが・・・

体に取り込むために

腎臓がビタミンDを活性化してくれます

活性化がポイント

体にビタミンDが吸収されて、

骨が作られていくわけです

まとめ

  • ミネラルは過不足なく調整されているのは腎臓機能しているから
  • エリスロポエチンを産生している
  • ビタミンDを腎臓が活性化して体に取り込めるようにしてる

以上、簡単ですが

腎臓の働きでした

次回は腎臓がなぜ大事な臓器か・・・

検証してみましょう🕶

To Be Continued

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