慢性腎臓病でコーヒー飲むなら午前中。各種メーカーのコーヒーのカリウムを徹底調査してみた

生活習慣

慢性腎臓病があってコーヒー飲みたいけど

どれだけコーヒーを飲んでいいのか?

カリウムを心配だけど飲まない方がいい?

などコーヒーに関する疑問は日々保たれるのではないかと思います

今回はそんな疑問に答えたいと思います。

 ✔️今回以下の質問に答えたいと思います

  1. 慢性腎臓病でもコーヒーは飲んでもいい?
  2. コーヒーは1日どれくらい飲んでもいい?
  3. コーヒー飲むときにフレッシュやお砂糖は入れていい?


✔️早速答えからお示しします

  1. コーヒーが腎機能を悪化させるエビデンスはないです。飲んでいけないわけではない!
  2. 何杯まで飲んで良いかという見解は出ていない
  3. できればブラックで飲むのがベター

✔️この記事からわかること

慢性腎臓病があってコーヒーが飲みたいけど、どれくらい飲んでいいか不安な方が安心してコーヒーが飲むことができるようになります。腎臓を悪くせず、コーヒーの時間を楽しんでもらえたらと思います

✔️この記事を書いている私について

この記事を書いている私は、慢性腎臓病の患者様15年以上みていて、腎臓専門医と透析専門医として診療に当たっています。現在は、慢性腎臓病の患者さんの治療や腹膜透析の外来を行っています


早速本題に入っていきましょう

1、慢性腎臓病でもコーヒーは飲んでもいい?

答え;1-2杯は問題ないと思います

ただしカリウム制限がある人は注意が必要なので、

主治医に飲んでいいか確認をしましょう!

コーヒーには慢性腎臓病の進行抑制効果あることご存知ですか?

コーヒーにはそもそも抗酸化作用と呼ばれるものがあります。

抗酸化作用とは活性酸素を抑えてがんや老化を予防する作用を指します。

❶コーヒーを飲む健常な方は飲まない人より

慢性腎臓病に至るリスクが0.86倍だったと報告されています

❷コーヒーを飲んでいた人は、

末期腎不全(eGFR15未満)の進行は0.82倍、

蛋白尿のリスクが0.81倍と低くてなっていました。

(補足;1倍未満はリスクが低くなるとお考えください)

参考文献;Kanbay M, et al. J Ren Nutr : 31 5-20 ,2021.

慢性腎臓病のある方は、2杯までと伝えていますが、4杯以上は利尿作用で脱水のリスクが上がると考えた方がいいと思います。

1−2|糖尿病性腎症の人はコーヒーを午前中に飲みましょう

中国ハルビン大学の論文報告。

コーヒーを早朝から午前中に摂取した人たちは

飲まない人たちと比較して慢性腎臓病気のリスクが

低かったそうです(OR:0.87、95%CI:0.77~0.98)

また、興味深いのが正午以降に飲んだ人たちは

逆に慢性腎臓病のリスクが上がりました。

コーヒー飲むなら午前中です。

(これは糖尿病性腎症に関しての報告です)

参考文献 Food Funct., 2024, 15, 10504–10515

1-3|カフェインの利尿作用について

カフェインをとると利尿作用(おしっこの量が増えること)が

あることは知られていると思います。

利尿作用はカフェイン250-300mgを一度に摂取した場合におこります。

これは缶コーヒーやドリップコーヒーの

約3〜4杯分に相当します。

私自信、コーヒーが大好きで過去に

コーヒー飲み比べイベントで連続で4杯コーヒーを

飲んだ事がありますがその時は確かに頻尿になりました

健常な人では、2杯程度は水分摂取と変わらないデータが出ています

1-4|コーヒーをやめた方がいい時はある?

答え👉あります

真夏の時はやスポーツで汗をかく機会が多い場合、

コーヒーはやめておく方がいいでしょう

また、多発性嚢胞腎がある方は利尿作用により、

腎機能を悪くさせる可能性あると考えます。

2 、1日に何杯までならいいのか?

慢性腎臓病の方が何杯までコーヒーを飲んでいいか?

これに関してはっきりした見解は出ていないです。

ある海外論文では以下の記載がありました

3-4杯飲むことが禁忌ではない

ただし、高齢者、子供、鎮痛剤や利尿剤を併用している患者には特に注意を払う必要があります

参考文献Davide Bolignano et al. J Ren Nutr. 2007 Jul.17, 225-234

但し、日本では学会で結論は出されてはいません

2-1| コーヒーにはカリウムが含まれていることをお忘れなく

慢性腎臓病の方にとってコーヒーの問題はカリウムです

ステージ3b以降ではカリウムは1日1500mg以下まで摂取可能です

ご自身の腎機能のステージが知りたい方は👉こちらから

ドリップコーヒー、インスタント、缶コーヒー調べると100mlあたり60-100mgです。

一杯飲んで飲むとカリウムが急激に上がるわけではないです。

多くのむと上がるので注意が必要になります

以下、飲むとカリウムが上がりやすい飲み物とカリウム量を記載しておきます

濃縮還元フルーツジュース200mg

牛乳.                             150mg

無調整豆乳       200mg

コーヒーよりはるかに多いです。

✔️私の個人的な考えですが‥

もともとカリウムが5を超えていたり、ロケルマやカリメート内服してる方はコーヒー勧めませんが、カリウム値も高くないなら、1から2杯は問題ないかなと思います。(個人的意見なので、必ず主治医に確認をしてくださいね)

3 コーヒー飲むときにフレッシュやお砂糖は入れていい?

結論👉できるだけブラックで飲むのがベター

糖尿病性腎症のある方はお砂糖抜きがベストです。

また、ミルク自体にカリウムやリンが多い問題があります。

さらに、蓋を外して入れる小さいフレッシュは

リン酸塩と呼ばれる添加物や脂肪成分が含まれています

3-1 |各種メーカーのコーヒーのカフェイン、リン、カリウム量まとめました

カリウム量に着目すると👀

びっくりしたのが‥

某大手チェーン店のコーヒーのカリウムが

他のコーヒーより高いので注意してください。

缶コーヒーはWA◯DAブラックが、

ペットボトルだとドトールが

調べた範囲ではカリウム低そうでした。

ドリップコーヒーは、先ほどのようにものによりますが、

100mgを超えるものもあるようです

カリウムが高くない方なら1日一杯のドリップコーヒーを

飲んでも影響はないかなと思います。

ただし、飲み過ぎはご注意を。

3-2|コーヒー飲む時の注意事項まとめました

  • 慢性腎臓病の人はコーヒー飲むなら1-2杯まで
  • 缶コーヒーはなるべくカリウム・リンの少ないものを選ぶ
  • ミルクはカリウムが入っているのでたくさん入れない
  • インスタントコーヒーは粉を少なめにして、アメリカンに慣れる
  • 缶コーヒーを飲む習慣のある人はW◯NDAを探せ!
  • 砂糖は上白糖やグラニュー糖などを選ぶ
    上白糖やグラニュー糖はカリウム、ナトリウム、リンの含有量が少ない
    (黒砂糖は100gあたり650mgとカリウム含有量が多い)
  • ブラックがどうしても無理な場合、お砂糖やフレッシュは少なめで

まとめ

  • 慢性腎臓病でコーヒーを飲むことが決して悪いわけではないが、何杯までならいいか明らかな見解は出ていない
  • コーヒーそのものには抗酸化作用があり、慢性腎臓病の抑制が報告されている
  • コーヒーは4杯以上飲むとカフェイン量が過剰になり、利尿作用が強くなる
  • 慢性腎臓病がある方は、できるだけブラックで飲むか砂糖やミルクを少なめで飲むようにするといい

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